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格安SIMを通信速度で選ぶことの意味の無さを教えよう

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通信速度比較 駅前速度テスト
こんにちは、ヒーニョンです。
IIJmioセミナーで格安SIMの通信速度について正しい知識を学んできました。
これでセミナーへの参加は2回目です。僕も知識が増えてきたので技術者にいろいろと質問をしてスッキリしました。
そこで感じることは、間違った認識をしている方が多いということです。これはマスメディアが意味のない情報を発信しているので、大衆が誤解してしまい都市伝説とまでなっています。
格安SIM会社(MVNO)どうしを比較する情報は正しい知識を身につけて見ないと誤解しやすいです。

前回のセミナーはの記事は「IIJmioセミナーで学んだ「格安SIMの通信速度について」」を参考にしてください。

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目次

通信エリア(電波状況)の比較に意味があるのか?

「通信エリアのカバー率が広い!」という謳い文句がありますが、MVNOどうしを比較しても意味はありません。
日本には通信設備(アンテナ、基地局)を持っているのはキャリアと呼ばれる3社(ドコモ、ソフトバンク、au)だけです。MVNOはキャリアから通信設備を借りているのでMVNOを比較しても意味がありません。比較するならキャリアです。気になるMVNOがどこのキャリアを使っているか調べて、そのキャリアが自分の活動地域でカバーされているかを調べてこそ意味があります。

時間帯による通信速度の比較に意味があるのか?

次のグラフは時間帯による下りの通信速度です。2015年と古いデータですが、現在でも傾向は同じです。
1IIJmioDownloadSpeed2015

何が読み取れるかというと、お昼休み(12時)の通信速度がもっとも遅くなります。また通勤通学時間(8時)も遅いです。あとは夕方18時が遅くなり深夜に向けて速くなります。スマホは娯楽に使われるので一斉に使い始める時間帯が遅くなります。

遅くなる理由が2つあります。

基地の混雑

原因は電波を送受信する付近の基地局が混雑しているため通信速度が落ちます。この問題はMVNOではなくキャリアに責任があり基地局を強化してもらう必要があります。また日本で時差出勤が導入されれば緩和されるかもしれません。

POIの混雑

同じキャリアから設備を借りているMVNO同士を比較しているから意味がある!と思うかもしれませんが、そうとも言えないのです。

その理由はMVNOがキャリアから設備を借りる内容について深く知る必要があります。
次の図を見てください。スマホの通信は付近の基地局とおこないます。たくさんある基地局の情報は光ファイバー網を通ってグループセンター(GC局)に集められます。そこにPOI(Point Of Interface)ポイと呼ばれるMVNOへの分岐点があります。
通信設備の利用状況

MVNOはPOIの大きさをキャリアと契約しています。水道管の大きさのようなもので、大きいほど多くのデータを通すことができ速くなります。しかし契約料が高くなり格安SIMとして経営が成り立たなくなります。

IIJmioでは利用状況によって月に3回もPOIの契約調整をしているそうです。だから短期的に見ると、遅い日もあれば早い日もあるのです。この戦略がMVNOによって異なり、調整期間は長いが一気にPOIを大きくするMVNOもありますので、ある日一日の計測結果だけでは意味がないのです。

POIの契約を昼間だけ大きくすることはできないのか質問してみたのですが、月に3回のPOI調整も予約であって直ぐには反映されないそうです。なので月に3回でも細かな調整と言えます。

長期間に渡り計測した結果ならMVNO各社の特性をとらえているので比較する意味はあるでしょうが、調査に大変な労力がかかるので現実的ではありませんし、MVNOの戦略が突然変わるかもしれません。

地域差による通信速度の比較に意味があるのか?

田舎と都会での通信速度比較、山手線の各駅での通信速度比較など、意味がありません。
通信速度は地域による差はないのです。ホントです!
その理由は、POIがあるグループセンターはあちこちに存在するわけではないのです。全国で2箇所だそうです。
では東日本と西日本で差があるのでは?と思うのですが、これも間違えです。2箇所のグループセンターのどちらが使われるかは運次第なのです。速いPOIも遅いPOIも調整されるのです。

しかし実際には速度差があります。これはMVNOの責任ではなく基地局の混雑の影響でキャリアの責任なのです。

キャリアのグループ会社であるMVNOが通信速度においてキャリアから優遇を受けていると、総務省が格安SIMの速度差別を禁止するとしたのは、POIの大きさを言っているのではなく、基地局からグループセンターまでの速度差を言っています。
どこのNVMOとは言いませんが、これが本当なら許せないですよね。

格安SIMを買えばいいのか?

MVNOの特徴として基本的に実店舗を持ちません。そのため対面でのサポートが必要になる方はキャリアにするべきです。

通信速度でMVNOを選ぶのは非常に難しいです。混雑する時間帯に動画を見たいのであらばMVNOはやめるべきです。あらかじめダウンロードしておき動画を見るなど運用面で工夫してこそ、通信費用を安くできるのです。

そうなると信頼性と価格で選ぶしかありません。
信頼性で言えるのは、新規参入のMVNOは利用者数が少ないので通信速度は有利ですが、利用者が増えてくと確実に遅くなります。
長く付き合いたいのであらば老舗NVMOが良いと思います。僕がIIJmioを使っている理由の1つです。

価格については、自分が使うデータ通信量を知る必要があります。MM総研の調査によると月間のデータ通信量は平均5.7GBだそうです。
キャリアを含めMVNOも5.7GBの前後で戦略が違います。

  • ドコモは1GB~7GBが2,980円~5,980円と通信量が少ない方が有利
  • ソフトバンクは50GBが7,480円と通信量が多い方が有利
  • auは7GBが5,480円と通信量が平均的な方が有利

MVNO各社も戦略が違うので自分が有利な戦略をとっているMVNOを選びましょう。

僕が使っているIIJmioの特徴を紹介します。

  • 一つのプランを複数のSIMでデータ量を分け合えることです。一人でデバイスをたくさん所有していたり、家族で使ったりできます。
    複数のSIMで共有したい場合は合計のデータ通信量を知っておく必要があります。
  • 僕のデータ使用量は平均より少なく2GB強なので、IIJmioのミニマムスタートプラン3GB(1,600円 音声通話あり)がちょうどよいです。
    その上が6GB(2,220円)、12GB(3,260円)です。
  • IIJmioを3年使っていて通信速度で感じることは、データ通信量が少ないSNSやGoogle検索などは問題なく使えます。
    動画など大量のデータ通信が必要なものはWi-Fi環境でしかやりませんが、ストレスを感じるのがGoogleマップです。はじめての場所に行くことが多いのでGoogleマップを愛用しているのですが、昼間はフリーズしたのかと思うこともあります。事前に行く場所の地図を見てキャッシュしておいたり、昼間は食事休憩をするようにしています。国内でも事前に地図をダウンロードできるようになって欲しいと望んでいます。
  • キャリアSIMを使っている方の理由に電話のかけ放題がありますが、IIJmioはeSIMを導入しているので1台のスマホで電話はキャリアSIM、データ通信はeSIMといった使い方ができます。
    ※eSIM対応のスマホが必要です。

まとめ

どのキャリアを選べばよいかを考えるのも難しいのに、MVNOとなるとさらに複雑で難しいです。その分、安いのがメリットですね。
使い方を工夫して上手く格安SIMを利用しましょう。
くれぐれもマスメディアの情報がすべてだと勘違いしないようにしてください。

選ぶのは難しいですが、選択肢が多いのはよいことだと思います。
ではまたヾ(^^へ)

こちらで購入できます

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