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自作PC初心者のストレージ選び

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ストレージ選び M.2設置

こんにちは、ヒーニョンです。
パソコンを購入するときストレージについては誰もが必ず確認するとは思いますが、知っているようで知らないことが多々あり、購入後に思っていたものと違い悔やむことがあります。それが自作PCなら選択範囲が広いのでなおさらです。
この記事では現在流通しているパソコンのストレージについて、これから自作PCを作ってみたいと考えられている方に向けて、最低限知っておいた方がよい知識をまとめました。

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目次

HDD と SSD

パソコンのデータを長期間保存しておくための補助記憶装置をストレージといいます。現在は HDD(Hard Disk Drive) や SD(Solid State Drive) が主流となっています。
では自作PCのストレージをどのように選べばよいのでしょうか?

まずは HDD と SSD のスペックの違いです。

コスパの
よい容量
販売価格
(2019.7時点)
TB単価 読込速度
(目安)
3.5インチ HDD 6TB 11,813円 1,969円/TB 約200MB/s
2.5インチ SSD 1TB 12,800円 12,800円/TB 約500MB/s

HDD は速度が遅いが価格は安く、 SSD はその逆です。自作PCをするなら電気容量も気になります。一般的に HDD は24W、SSD は3Wですので、SSDの方が省電力です。

ストレージを使用目的別に大きく分けると「起動用」と「データ用」になります。
「起動用」はパソコンの起動速度やアプリの起動速度に直結するので高速な SSD が向いています。
「データ用」は容量が大きくなるのでコスパのよい HDDが向いています。だって SSD と比べると単価の桁が違いますからね。
もちろん予算に余裕があるなら「起動用」と「データ用」を一緒にして大容量の SSD を一つにしてもいいでしょう。
予算が少なくても「起動用」はSSDにしたほうがよいです。CPUを高性能なものにするより SSD を使ったほうが体感速度は大幅に向上します。予算が厳しいならSSDの容量を250GBまで落とせば5千円くらいで買えます。
ストレージ選び 2.5インチSSD

SSD には種類がある

ここから先は SSD についての話です。
実は、前の項目で取り上げた1TBが12,800円のSSDはスペックの低いものを例として取り上げました。
SSD といっても種類が多すぎて、すべてを取り上げても分かりにくくなるので、現在主流となっている SSD を紹介します。(mSATA、U.2、HHHL などは割愛します)

次の表がこの記事で紹介する SSD です。以降で細かく説明します。

フォームファクタ バス方式 論理インターフェース 転送速度(理論値) 読込速度(目安)
SATAケーブル SATA 3.0 AHCI 6Gbps(600MB/s) 約500MB/s
M.2
PCIe Gen 2.0×2 NVMe 10Gbps(1GB/s) 約800MB/s
PCIe Gen 2.0×4 20Gbps(2GB/s) 約1,000~
1,800MB/s
PCIe Gen 3.0×4 32Gbps(4GB/s) 約1,500~
3,500MB/s

フォームファクタ

フォームファクタというは物理的な外形のことで、マザーボードからSATAケーブルで接続するものです。
ストレージ選び 2.5インチSSD-SATAケーブル接続

そしてM.2(エム・ドット・ツゥー)というスロットがマザーボード上にあり、SSDを直接挿し込みます。
ストレージ選び M.2フォームファクタ

ほとんどのマザーボードはSATAケーブル接続できます。しかしM.2接続ができるかどうかはマザーボードによって違います。
SATAケーブ接続であれば別途電源ケーブルを繋ぐ必要があります。一方でM.2は電源ケーブルも不要で完全ケーブルレスです。マザーボードに挿し込んでネジ止めするだけです。
ストレージ選び M.2ネジ止め

バス方式

バス方式は通信路で’SATA’と’PCIe’があります。それぞれ世代がありますが、現在主流なのがSATAは3.0、PCIeは 2.0が3.0です。
マザーボードにM.2搭載と書いてあっても、SATA 3.0なのか、PCIe Gen 2.0、Gen 3.0なのかは分からないので、よく調べましょう。
‘SATA(サタ)’は’Serial ATA(シリアルATA)’の略です。
‘PCIe’は’PCI Express’の略です。Genは省略されることもあります。
x2やx4はレーンの数です。

論理インターフェース

論理インターフェースは OS と SSD の受け渡しの規格です。’AHCI’はカタログでは見かけない文言です。代わりに’SATA 3.0’として書かれていることが多いです。’NVMe'(エヌ・ブイ・エム・イー)はカタログではよくみかけます。

転送速度(理論値)

転送速度(理論値)はバス方式によって速度が異なります。
小文字の’p’は’/’と同意です。小文字の’b’はビットで大文字の’B’ばバイトです。6Gb/sと6Gbpsは同意ですが、6GB/sと6Gbpsは違います。しかし誤字なのかもしれません。

種類の見極め方

フォームファクタがSATAケーブルなら2.5インチのSSDの一択になるので簡単です。
難しいのが M.2 です。カタログではすべての項目が明記されおらず、メーカーによっても書き方が違うため素人には見分けるのが難しいです。SATA 3.0と書かずに 6Gbps と書いてあったりします。上の表をみながら種類を見極めましょう。

現在多く売られている M.2 はバス方式が SATA 3.0 と PCIe Gen 3.0×4 です。PCIe Gen 2.0×4 は数が少ないのですが、安いからといってGen 3.0と間違って買ってしまわないように注意しましょう。

読込速度(目安)

SATAケーブル接続の SSD は読み込み速度が約500MB/sくらいですが、M.2 は製品によって大きく異なります。理論値が4GB/sだから、読み込み速度を3,500MB/sくらい期待していても、実際は1,200MB/sしかでない製品も多くあります。NVMe の場合は、メーカーが計測した公表値が記載されている場合もありますが、製品のレビュー記事などのベンチマークも必ず確認しましょう。失敗しやすいのが PCIe Gen 3.0×4 で価格が安いからといって購入しても、予想していた速度がでないことです。基本的に安価なものは遅いです。

M.2の注意点

M.2 は熱を持ちやすいので、PCケースでのエアーフローを考え、それでも温度が上がるならヒートシンクを付ける必要があります。幸い僕の M.2 は60度くらいなのでヒートシンクなしで頑張っています。ちなみにSATAケーブル接続の2.5インチSSD は35度くらいです。
ストレージ選び ストレージ温度

M.2ソケットの最大転送速度はマザーボードによるのでチェックしてください。
また M.2 の SSD をマザーボードに挿すことによって、SATAポートが1個または2個使えなくなることがあります。これはマザーボードの仕様をよく確認しましょう。
実際僕の持っているマザーボードには2つのM.2スロットがありますが、1つ使うとSATAポートガ2個使えなくなりますので、M.2スロット2つ使うとSATAポート4個使えなくなっています。
ストレージ選び マザーボード側M.2仕様1

M.2にはサイズがあります。現在主流となっているM.2 SSDのサイズは「Type 2280」で幅22mm × 長さ80mmです。
長さは「16 / 26 / 30 / 38 / 42 / 60 / 80 / 110mm」の8種類があり、マザーボードがどれに対応しているか確認しましょう。
ネジで固定して取り付けます。ネジはマザーボードに付属しています。
ストレージ選び マザーボード側M.2仕様2

SSD の速度差

現在もっとも流通しているSSDの速度と単価を表にまとめました。
読込速度(目安)を見てもらえれば、同じSSDでも速度に大きな差があります。

インターフェース コスパの
よい容量
販売価格
(2019.7時点)
TB単価 読込速度
(目安)
2.5インチ SSD SATA 3.0
AHCI
1TB 12,800円 12,800円/TB 約500MB/s
M.2 SSD SATA 3.0
AHCI
1TB 13,919円 13,919円/TB 約500MB/s
PCIe Gen 3.0×4
NVMe
※読込速度3,000MB/s以上
でている製品
1TB 28,700円 28,700円/TB 約3,000MB/s

無理してでも読込速度3,000MB/s以上のものを購入する必要があるかというと、そうでもありません。
Windows 10を再起動するのにかかる時間は数秒の差です。

インターフェース Windows 10
再起動時間
3.5インチ HDD SATA 3.0
AHCI
約50秒
2.5インチ SSD SATA 3.0
AHCI
約30秒
M.2 SSD SATA 3.0
AHCI
約30秒
PCIe Gen 3.0×4
NVMe
読込速度3,000MB/s以上
でている製品
約27秒

また、アプリの起動も大きくは変わりません。HDD を SSD にする効果は大きいのですが、SSDなら読込速度が500MB/sも3,500MB/sも体感速度はたいして変わらないのです。3秒縮めるのに1万5千円多く払えるかどうかです。費用対効果を優先するならCPUかGPUを一つ格上のものにするか、SSDの容量を増やしたほうがよいでしょう。
読込速度3,000MB/s以上の高速なSSDは大容量のデータを扱うときに真価を発揮します。
しかし、大容量なものは高いんですよね。動画の編集作業をよくされる方ならメリットは大きいでしょう。

まとめ

はじめての自作PCであれば、不安要素も多く、コストも掛けてられないでしょう。
ハイスペックなものを求めないのであれば、起動用にSATAケーブル接続の2.5インチSSD 500GB と データ用に3.5インチHDD 6TBの組み合わせがよいのではと思います。価格は7,000円 + 12,00円 で合計19,000円です。
起動用500GBは、Office等の事務系アプリだけなら余裕ですが、ゲームをたくさんインストールすると足りなくなります。その時は、また考えましょう。なんとかなります。

ではまたヾ(^^へ)

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