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自作PC初心者のマザーボード選び

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マザーボード タイトル
こんにちは、ヒーニョンです。
マザーボードと聞くと基板をイメージします。いろいろなパーツを接続し仲を取り持つ母親的な存在です。マザーボードを選ぶとき「高いものを買っておけばなんとかなる!」というものではないので慎重に選ぶ必要があります。

この記事では、マザーボード購入時に確認すべきことを明確にします。初心者でも自分にあったマザーボードを見つけるための指標にしていただければ幸いです。

2020.05.21追記: Intel Core第10世代に関する追記をしました。

商品を調べる前に決めておくこと

CPUとの関係

マザーボードにはCPUをはめ込むためのソケットがあります。このソケットがCPUによって異なるので、使用するCPUの仕様を見て対応ソケットを調べましょう。
マザーボード ソケット

マザーボード上にあるチップセットは動作できるCPUが決まっています。使用するCPUの仕様を見て対応チップセットのシリーズを調べましょう。たとえば「Intel 300シリーズチップセット搭載のマザーボードでのみ動作可能です。」などと記載されています。
マザーボード チップセット

CPUが決まっていなくても、メーカー(Intel, AMD)や世代まで決めればソケットやチップセットのシリーズがわかります。

Intel
Core iシリーズ
ソケット チップセット
第10世代(Comet Lake-S) LGA1200 Intel 400シリーズ:
Z490, B460, H410
第9世代(Coffee Lake Refresh)
第8世代(Coffee Lake)
LGA1151v2 Intel 300シリーズ:
Z390, B365, Z370, H370, B360, H310
第7世代(Kaby Lake)
第6世代(Skylake)
LGA1151 Intel 200, 100シリーズ:
Z270, H270, B250, Z170, H170, B150, H110
第5世代(Broadwell)
新第4世代(Haswell Refresh)
第4世代(Haswell)
LGA1150 Intel 9, 8シリーズ:
Z97, H97, Z87, H87, B85, H81
※BroadwellはZ97, H97のみ
第3世代(Ivy Bridge)
第2世代(Sandy Bridge)
LGA1155 Intel 7シリーズ:
Z77, H77, B75, Z68, P67, H67, H61
AMD
Ryzen シリーズ
ソケット チップセット
第3世代 AM4 AMD 500, 400, 300シリーズ:
X570, X470, B450, X370, B350
※AMD 300シリーズは要BIOSアップデート
第2世代 AM4 AMD 500, 400, 300シリーズ:
X570, X470, B450, X370, B350, A320
※AMD 500シリーズはGPU付きは非対応
第1世代 AM4 AMD 400, 300シリーズ:
X470, B450, X370, B350, A320

チップセットのシリーズには、いくつか種類があり、先頭のアルファベットに意味があります。

Intelのチップセットのアルファベットの意味

  • Z: CPUのオーバークロック可能
  • H: ハイパフォーマンス
  • B: ビジネス

AMDのチップセットのアルファベットの意味

  • X: ハイエンド向け
  • B: ミドルクラス向け
  • A: 小型パソコン向け

※XとBはCPUのオーバークロック可能です。

先頭のアルファベットを決めれば、自分にあったチップセットとなります。

チップセットさせ分かればいいのでソケットは補足情報になります。ちなみにIntelのソケットに付けられた番号は接点数です。

PCケースとの関係

PCケースの大きさによってマザーボードのフォームファクタ(物理的寸法)が決まります。
マザーボード PCケース

フォームファクタ 高さ 横幅 特徴
ATX 305mm 244mm 標準的
microATX 244mm 244mm 少しコンパクトめなフォームファクタ
Mini-ITX 170mm 170mm 小さい。小型PC用

※実際には上記以外の形状もありますが、商品数は少ないです。

PCケースを決めかねている場合がほとんどだと思います。
一般的なミドルタワーはATXになります。ミドルタワーといっても、パソコンメーカーのデスクトップパソコンと比べると、かなり大きく感じると思いますが、自作パソコンをする方のほとんどが拡張性を求めるためATXを使うことが多いです。商品数も圧倒的に多く、PCケースが大きい方ほど作業しやすいメリットがあります。デメリットとしては設置する場所が必要です。

PCケースにもよりますが大は小を兼ねます。ATXが入るなら、それより小さいmicroATXも入ります。

商品を絞り込む

チップセットとフォームファクタが決まれば、商品を大きく絞り込むことができます。
それというのも、マザーボードの型番にはチップセットとフォームファクタが刻まれています。

たとえば、「Fatal1ty Z370 Gaming K6」というマザーボードは、チップセットがIntel300シリーズのZ370で、Z370の後ろにアルファベットが付いていないのでフォームファクタはATXだと分かります。
Micro-ATXなら「Z370M」で後ろに「M」が付き、Mini-ITXなら「Z370I」で後ろに「I」が付きます。
マザーボード パッケージ

ソケットはマザーボードの仕様を見て確認します。チップセットが間違っていなければ大丈夫なはずですが、念のために確認しましょう。

商品を取捨選択するために確認すること

インターフェイス

マザーボードは同じチップセットでもインターフェイスが異なり差別化されています。価格差にもつながるところです。

次の内容を確認します。

  • 使いたいパーツを接続できるか?
  • ポート数は足りるか?
  • 性能は目的のものか?

主要なチェック項目を列挙します。

  • リアパネル I/O
    マザーボード リアパネルIO

    • ビデオ出力: DVI、HDMI、DisplayPort ※CPUに内蔵GPUがある場合
    • USB Type-A: USB2.0、USB3.0(USB3.1 Gen1)、USB3.1 Gen2
    • USB Type-C: USB3.0(USB3.1 Gen1)、USB3.1 Gen2
    • LAN: 1000Mb/s
    • オーディオ: ALC 662、ALC 887、ALC 1220
  • コネクタ(内蔵用、PCケースのフロントパネル用)
    マザーボード PCケース-フロントパネル

    • USB: USB2.0、USB3.0(USB3.1 Gen1)、USB3.1 Gen2
      ※マザーボードの仕様には、リアパネルUSBと内臓用コネクタUSBを合算した数を表記していることがあるので注意してください。
  • メモリ: DDR3、DDR4、メモリスロットの数(2本 or 4本)
    マザーボード メモリスロット
  • ストレージ
    • SATA(Serial ATA): SATA3.0G、SATA6.0G、ポート数
    • M.2: NVMe、SATA
  • 拡張スロット
    • PCIe(PCI Express): 3.0×16 or x8 or x4 or x1

VRM

CPUの消費電力は動作状況によって変動します。負荷が高ければ消費電力は大きくなります。しかしCPUは一定の電圧で動作することを前提として作られています。そこで必要となるのが電流量を調整し電圧を一定に保つ装置です。それがVRM(電圧レギュレーションモジュール)です。

CPUを定格で動作させるだけならVRMは小規模でよいが、発熱を抑えたり、オーバークロックをするのであれば大規模なものが必要になります。

VRMの規模はVRMの数に比例し、それをフェーズ数といいます。フェーズ数が多いマザーボードは高価になります。

フェーズ数の目安としては次のようになります。

  • ハイエンド(オーバークロックする): 12個以上
  • ミドルクラス(高負荷な作業): 8~10個
  • ローエンド(一般的な作業): 5個以下

フェーズ数はマザーボードの仕様に記載されていないことがあります。その時はCPUソケット周りの画像を見て、L字型に配置されているキューブ形状の装置(コイル)を数えましょう。
※ローエンドな製品は、コイルがむき出しでヒートシンクがないため、キューブ形状ではないものもあります。
マザーボード VRMフェーズ

価格

最終的には価格をみて選ぶことになります。
マザーボードの価格は5千円から6万円と価格差が大きくて、どれを買えばよいか悩むところです。
Amazonレビューの評価が高いものは、1万5千円前後のものに人気があるようです。

最後に確認すること

購入候補のマザーボードが決まったら、メーカーサイトに商品ごとの対応CPU一覧があるので探してください。実際に使用するCPU名が書かれているか必ず確認しましょう。
よくある事例が、最新のCPUを使おうとしたとき、BIOSをアップデートしないと使えないことがあります。
BIOSのアップデートは、古いBIOSでいったん動作させる必要があるため、別途古いCPUが必要になったり、自分でできないときはショップに有料で依頼する必要があります。
※CPUなしでBIOSアップデートが可能なマザーボードがあります。(BIOS FLASHBACK)

他には、勘違いや例外もあるかもしれませんので、念には念を入れましょう。

まとめ

少し難しかったですよね。

手順をまとめると、

  1. 使うCPUからソケットとチップセットのシリーズを調べる
  2. 使うPCケースからフォームファクタを調べる
  3. チップセットのシリーズの中から、自分にあったチップセットを決める
  4. チップセットとフォームファクタから商品を絞り込む(ソケットが合うか仕様を確認)
  5. 絞り込んだ商品のインターフェイス、フェーズ数、価格を確認し購入候補を決める
  6. メーカーサイトで購入候補商品の対応CPUを確認する

最後に知っておいた方がよいマザーボードの各部位の名称をまとめます。商品によって場所が違いますが、似ている場所にあると思うので参考にしてください。
マザーボード 上部
マザーボード 下部

順序を追って調べていけば必ず自分にあったマザーボードが見つかるはずです。頑張ってください。

ではまたヾ(^^へ)

こちらで購入できます

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