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自作PC初心者のマザーボード選び

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マザーボード タイトル
こんにちは、ヒーニョンです。
マザーボードと聞くと基板をイメージします。いろいろなパーツを接続し仲を取り持つ母親的な存在です。
マザーボードを選ぶとき「高いものを買っておけばなんとかなる!」というものではないので慎重に選ぶ必要があります。
この記事では、マザーボード購入時に確認すべきことを明確にします。初心者でも自分にあったマザーボードを見つけるための指標にしていただければ幸いです。

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目次

商品を調べる前に決めておくこと

CPUとの関係

マザーボードにはCPUをはめ込むためのソケットがあります。このソケットがCPUによって異なるので、使用するCPUの仕様を見て対応ソケットを調べましょう。
マザーボード ソケット

マザーボード上にあるチップセットは動作できるCPUが決まっています。使用するCPUの仕様を見て対応チップセットのシリーズを調べましょう。たとえば「Intel 300シリーズチップセット搭載のマザーボードでのみ動作可能です。」などと記載されています。
マザーボード チップセット

CPUが決まっていなくても、メーカー(Intel, AMD)や世代まで決めればソケットやチップセットのシリーズがわかります。

Intel
Core iシリーズ
ソケット チップセット
第9世代(Coffee Lake Refresh)
第8世代(Coffee Lake)
LGA1151v2 Intel 300シリーズ:
Z390, B365, Z370, H370, B360, H310
第7世代(Kaby Lake)
第6世代(Skylake)
LGA1151 Intel 200, 100シリーズ:
Z270, H270, B250, Z170, H170, B150, H110
第5世代(Broadwell)
新第4世代(Haswell Refresh)
第4世代(Haswell)
LGA1150 Intel 9, 8シリーズ:
Z97, H97, Z87, H87, B85, H81
※BroadwellはZ97, H97のみ
第3世代(Ivy Bridge)
第2世代(Sandy Bridge)
LGA1155 Intel 7シリーズ:
Z77, H77, B75, Z68, P67, H67, H61
AMD
Ryzen シリーズ
ソケット チップセット
第3世代 AM4 AMD 500, 400, 300シリーズ:
X570, X470, B450, X370, B350
※AMD 300シリーズは要BIOSアップデート
第2世代 AM4 AMD 500, 400, 300シリーズ:
X570, X470, B450, X370, B350, A320 ※AMD 500シリーズはGPU付きは非対応
第1世代 AM4 AMD 400, 300シリーズ:
X470, B450, X370, B350, A320

チップセットのシリーズには、いくつか種類があり、先頭のアルファベットに意味があります。

Intelのチップセットのアルファベットの意味

  • Z: CPUのオーバークロック可能
  • H: ハイパフォーマンス
  • B: ビジネス

AMDのチップセットのアルファベットの意味

  • X: ハイエンド向け
  • B: ミドルクラス向け
  • A: 小型パソコン向け

※XとBはCPUのオーバークロック可能です。

先頭のアルファベットを決めれば、自分にあったチップセットとなります。

PCケースとの関係

PCケースの大きさによってマザーボードのフォームファクタ(物理的寸法)が決まります。
マザーボード PCケース

フォームファクタ 高さ 横幅 特徴
ATX 305mm 244mm 標準的
microATX 244mm 244mm 少しコンパクトめなフォームファクタ
Mini-ITX 170mm 170mm 小さい。小型PC用

※実際には上記以外の形状もありますが、商品数は少ないです。

PCケースを決めかねている場合がほとんどだと思います。
一般的なミドルタワーはATXになります。ミドルタワーといっても、パソコンメーカーのデスクトップパソコンと比べると、かなり大きく感じると思いますが、自作パソコンをする方のほとんどが拡張性を求めるためATXを使うことが多いです。商品数も圧倒的に多く、PCケースが大きい方ほど作業しやすいメリットがあります。デメリットとしては設置する場所が必要です。

PCケースにもよりますが大は小を兼ねます。ATXが入るなら、それより小さいmicroATXも入ります。

商品を絞り込む

チップセットとフォームファクタが決まれば、商品を大きく絞り込むことができます。
それというのも、マザーボードの型番にはチップセットとフォームファクタが刻まれています。

たとえば、「Fatal1ty Z370 Gaming K6」というマザーボードは、チップセットがIntel300シリーズのZ370で、Z370の後ろにアルファベットが付いていないのでフォームファクタはATXだと分かります。
Micro-ATXなら「Z370M」で後ろに「M」が付き、Mini-ITXなら「Z370I」で後ろに「I」が付きます。
マザーボード パッケージ

ソケットはマザーボードの仕様を見て確認します。チップセットが間違っていなければ大丈夫なはずですが、念のために確認しましょう。

商品を取捨選択するために確認すること

インターフェイス

マザーボードは同じチップセットでもインターフェイスが異なり差別化されています。価格差にもつながるところです。

次の内容を確認します。

  • 使いたいパーツを接続できるか?
  • ポート数は足りるか?
  • 性能は目的のものか?

主要なチェック項目を列挙します。

  • リアパネル I/O
    マザーボード リアパネルIO

    • ビデオ出力: DVI、HDMI、DisplayPort ※CPUに内蔵GPUがある場合
    • USB Type-A: USB2.0、USB3.0(USB3.1 Gen1)、USB3.1 Gen2
    • USB Type-C: USB3.0(USB3.1 Gen1)、USB3.1 Gen2
    • LAN: 1000Mb/s
    • オーディオ: ALC 662、ALC 887、ALC 1220
  • コネクタ(内蔵用、PCケースのフロントパネル用)
    マザーボード PCケース-フロントパネル

    • USB: USB2.0、USB3.0(USB3.1 Gen1)、USB3.1 Gen2
      ※マザーボードの仕様には、リアパネルUSBと内臓用コネクタUSBを合算した数を表記していることがあるので注意してください。
  • メモリ: DDR3、DDR4、メモリスロットの数(2本 or 4本)
    マザーボード メモリスロット
  • ストレージ
    • SATA(Serial ATA): SATA3.0G、SATA6.0G、ポート数
    • M.2: NVMe、SATA
  • 拡張スロット
    • PCIe(PCI Express): 3.0×16 or x8 or x4 or x1

VRM

CPUの消費電力は動作状況によって変動します。負荷が高ければ消費電力は大きくなります。しかしCPUは一定の電圧で動作することを前提として作られています。そこで必要となるのが電流量を調整し電圧を一定に保つ装置です。それがVRM(電圧レギュレーションモジュール)です。

CPUを定格で動作させるだけならVRMは小規模でよいが、発熱を抑えたり、オーバークロックをするのであれば大規模なものが必要になります。

VRMの規模はVRMの数に比例し、それをフェーズ数といいます。フェーズ数が多いマザーボードは高価になります。

フェーズ数の目安としては次のようになります。

  • ハイエンド(オーバークロックする): 12個以上
  • ミドルクラス(高負荷な作業): 8~10個
  • ローエンド(一般的な作業): 5個以下

フェーズ数はマザーボードの仕様に記載されていないことがあります。その時はCPUソケット周りの画像を見て、L字型に配置されているキューブ形状の装置(コイル)を数えましょう。
※ローエンドな製品は、コイルがむき出しでヒートシンクがないため、キューブ形状ではないものもあります。
マザーボード VRMフェーズ

価格

最終的には価格をみて選ぶことになります。
マザーボードの価格は5千円から6万円と価格差が大きくて、どれを買えばよいか悩むところです。
Amazonレビューの評価が高いものは、1万5千円前後のものに人気があるようです。

最後に確認すること

購入候補のマザーボードが決まったら、メーカーサイトに商品ごとの対応CPU一覧があるので探してください。実際に使用するCPU名が書かれているか必ず確認しましょう。
よくある事例が、最新のCPUを使おうとしたとき、BIOSをアップデートしないと使えないことがあります。
BIOSのアップデートは、古いBIOSでいったん動作させる必要があるため、別途古いCPUが必要になったり、自分でできないときはショップに有料で依頼する必要があります。
※CPUなしでBIOSアップデートが可能なマザーボードがあります。(BIOS FLASHBACK)

他には、勘違いや例外もあるかもしれませんので、念には念を入れましょう。

まとめ

少し難しかったですよね。

手順をまとめると、

  1. 使うCPUからソケットとチップセットのシリーズを調べる
  2. 使うPCケースからフォームファクタを調べる
  3. チップセットのシリーズの中から、自分にあったチップセットを決める
  4. チップセットとフォームファクタから商品を絞り込む(ソケットが合うか仕様を確認)
  5. 絞り込んだ商品のインターフェイス、フェーズ数、価格を確認し購入候補を決める
  6. メーカーサイトで購入候補商品の対応CPUを確認する

最後に知っておいた方がよいマザーボードの各部位の名称をまとめます。商品によって場所が違いますが、似ている場所にあると思うので参考にしてください。
マザーボード 上部
マザーボード 下部

順序を追って調べていけば必ず自分にあったマザーボードが見つかるはずです。頑張ってください。

ではまたヾ(^^へ)

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