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NVIDIAのGeForceシリーズ(デスクトップ)GPU歴代ベンチマーク一覧表

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NVIDIA-GeForceシリーズ歴代GPUベンチマーク一覧表 グラボ-正面

こんにちは、ヒーニョンです。
自作PCをやっていて、選ぶのが難しいと感じるパーツはグラフィックボードではないでしょうか?
その理由は種類がたくさんあるし、一番高価なパーツだからです。
この記事では、GPUの性能が世代によって違いが分かるようにして、グラフィックボードを購入するときの目安になるように作成しました。

2021.06.22追記: RTX30Tiシリーズ追記</ br>
2020.12.04追記: RTX30シリーズ追記

言葉の意味

GPUと言ったり、グラボと言ったりと似たような言葉が多くて難しいのですが、この記事では次の意味で書いています。
GPUとグラフィックボードの関係は、CPUとマザーボードとの関係に似ています。

GPUは演算するチップです。
GPU = グラフィックチップ = ビデオチップ

グラフィックボードはマザーボードのような板の上にGPUなど、いろいろな回路を取り付け、排熱のためのファンを設けいている集合体です。
グラフィックボード = グラボ = グラフィックカード = ビデオカード
NVIDIA-GeForceシリーズ歴代GPUベンチマーク一覧表 グラボ-背面

ナンバリングの見方

GeForceシリーズのナンバリング(型番)は「RTX2080Ti」などと付けられています。これには次のような意味があります。

  • RTX: グレード (RTX > GTX > GTS > GT > GS ※左ほど性能が高い)
  • 20: 世代 (数値 = 世代番号ではありませんが、数値が大きいほど新しい世代)
  • 80: 同一世代内での相対性能 (80 > 70 > 60 > 50> 30 ※左ほど性能が高い)
  • Ti: 無印よりTi付きの方が性能が高い

歴代GeForceシリーズのベンチマーク 一覧表

GPUの性能を計るのに3DMarkのFire Strikeのスコアを用いました。
Fire Strikeは描画エンジンがDirectX 11用のベンチマークです。描画エンジンが異なると結果は変わりますが目安にはなります。DirectX 11は現在ゲームなどで多く使われています。
スコアの値は、環境によっても大きく変わるので、あくまでも相対的な目安だと思ってください。

GPU Fire Strike DirectX クロック CUDA メモリ TDP
RTX3090 35600 12 1400-1700MHz 10496 24GB 350W
RTX3080Ti 35000 12 1370-1670MHz 10240 12GB 350W
RTX3080 33900 12 1440-1710MHz 8704 10GB 320W
RTX3070Ti 30000 12 1580-1770MHz 6144 8GB 290W
RTX3070 29000 12 1500-1730MHz 5888 8GB 220W
RTX3060Ti 27000 12 1410-1670MHz 4864 8GB 200W
RTX3060 20000 12 1320-1780MHz 3584 12GB 170W
RTX2080Ti 31381 12 1350-1545MHz 4352 11GB 250W
RTX2080Super 27762 12 1650-1815MHz 3072 8GB 250W
RTX2080 26155 12 1515-1710MHz 2944 8GB 215W
RTX2070Super 24795 12 1605-1770MHz 2560 8GB 215W
RTX2070 22282 12 1410-1620MHz 2304 8GB 175W
RTX2060Super 21293 12 1470-1620MHz 2176 8GB 175W
RTX2060 19000 12 1365-1680MHz 1920 6GB 160W
GTX1660Ti 16000 12 1500-1770MHz 1536 6GB 120W
GTX1660 13600 12 1530-1785MHz 1408 6GB 120W
GTX1650 9000 12 1485-1665MHz 896 4GB 75W
GTX1080Ti 27749 12 1480-1582MHz 3584 11GB 250W
GTX1080 21990 12 1607-1733MHz 2560 8GB 180W
GTX1070Ti 19790 12 1607-1683MHz 2432 8GB 180W
GTX1070 18078 12 1506-1683MHz 1920 8GB 150W
GTX1060/6GB 12706 12 1506-1708MHz 1280 6GB 120W
GTX1060/3GB 12064 12 1506-1708MHz 1152 3GB 120W
GTX1050Ti 7709 12 1290-1392MHz 768 4GB 75W
GTX1050 6315 12 1354-1455MHz 640 2GB 75W
GT1030 3608 12 1227-1468MHz 384 2GB 30W
GTX980Ti 19912 12 1000-1075MHz 2816 6GB 250W
GTX980 13839 12 1126-1216MHz 2048 6GB 165W
GTX970 11679 12 1050-1178MHz 1664 4GB 145W
GTX960 7511 12 1127-1178MHz 1024 2GB 120W
GTX950 6493 12 1024-1188MHz 768 2GB 90W
GTX780Ti 11781 11.2 875-928MHz 2880 3GB 250W
GTX780 10485 11.2 863-900MHz 2304 3GB 250W
GTX770 8137 11.2 1046-1085MHz 1536 3GB 230W
GTX760 6369 11.2 980-1033MHz 1152 2GB 170W
GTX750Ti 4505 11.2 1020-1085MHz 640 2GB 60W
GTX750 3947 11.2 1020-1085MHz 512 1GB 55W
GTX690 13096 11.2 915-1019MHz 1536×2 2GBx2 300W
GTX680 7671 11 1006-1058MHz 1536 2GB 195W
GTX670 6978 11.2 915-980MHz 1344 2GB 170W
GTX660Ti 6013 11.2 915-980MHz 1344 2GB 150W
GTX660 4999 11 980-1033MHz 960 2GB 140W
GTX650TiB 4387 11 980-1033MHz 768 2GB 134W
GTX650Ti 3436 11 928MHz 768 1GB 110W
GTX650 2255 11 1058MHz 384 1GB 64W

歴代GeForceシリーズのベンチマーク グラフ

横軸を発表日にし、縦軸をFire Strikeのスコアとして分散図を作ってみました。
こうみると、GPUの性能が線形的に良くなっているのがわかります。

時代とともに何がハイスペックかは変わっていきますが、現時点で4つのレベルに色分けしました。

  • 赤い領域(80系): ハイスペック
  • 紫の領域(70系): 準ハイスペック
  • 青の領域(60系): ミドルクラス
  • 水色領域(50系): エントリー

CPU、メモリ、ストレージにもよりますが、

  • ハイスペックは4Kなど本気で速くしたいときですね。
  • 準ハイスペックなら重たいゲームでも最高画質でプレイできる。
  • ミドルクラスならVRのOculus Riftが動かせる。
  • エントリーなら軽いゲームなら最高画質でプレイできる。

グラフィックボード

パーツを購入するときは、GPU単体ではなく、GPUを組み込んだグラフィックボードを購入することになります。
GPUメーカーのNVIDIAがパッケージ販売しているのではなく、NVIDIAからGPUの供給を受けて、ASRock, ASUS, GIGA-BYTE, MSI, TUL, ZOTAC, 玄人志向などのメーカーがグラフィックボードを販売しています。

価格を調べていて思うのが、同じGPUでもメーカーによって価格が全然違うし、同じメーカーでも価格が違うのです。
基本的に同じGPUなら性能は同じです。では価格差はどこからくるのでしょう?
外見で分かるのはファンの数です。ファンが多い方が負荷に強いです。
また出力の違いでDisplayPortが有ったり無かったり、同時に出力できる数にも違いがあります。
耐久性が良かったり、メーカー独自のOC(オーバークロック)でチューニングされている等で価格差がでています。
どうしても製品数が多くなるのでグラフィックボードを選ぶのは難しいです。最終的にはPCに入る大きさのもので、どれだけお金をかけられるかです。
NVIDIA-GeForceシリーズ歴代GPUベンチマーク一覧表 グラボ-出力

まとめ

価格についても書こうかと思ったのですが、相場が替わるのが早いので、今回はやめました。
グラフを見れば、世代を跨いで、どのスペックのGPUを狙うか分かるので、あとは大きさと出力を見ながら価格を調べてコスパの良いものを選んだらよいと思います。

2020年5月時点では、準ハイスペックだとMSIのRTX2060 VENTUS XSが約3,8000円でコスパがよいです。

ではまたヾ(^^へ)

こちらで購入できます

販売終了しました。

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