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2016年6月WWDC16で発表された4つのOSのバージョンアップ

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WWDC16ロゴ

こんにちは、ヒーニョンです。

WWDC16が日本時間2016年6月14日AM2:00に開催されました。2時間という講演内容で盛りだくさんでした。MacBook Proなどのハードウェアの噂があり期待されましたが、やはりWorldwide Developers Conference(開発者向けイベント)ということで発表されませんでした。恐らく次回の9月ではないでしょうか?
ということで、今回は4つのOSのバージョンアップについての発表です。全て秋にリリースだそうです。
WWDC14 4つのOS

WWDC16の全ての内容を紹介しきれませんので、僕が気になったことについて書きます。

watchOS

watchOS 3になり、大きく改善されます。
まずはアプリの起動速度が高速になります。7倍以上になるそうです。OSレベルで、これほど早くなるのはApple Watchを持っている立場からすると嬉しいですね。現状は使うアプリはあまりないので問題ないのですが、今後iPhoneと独立して動作するアプリが増えてくると深刻な問題ですからね。
WWDC16watchOSアプリ起動2倍

Apple Watchの右下にあるサイドボタンは、いままでお友達登録を呼び出すだけなので、お友達がいない!? 僕には無意味だったのですが、これからDock(使用中のアプリ)を表示できるようになります。さらにプレビューはアプリの動作が表示されるのでアプリをアクティブに切り替えなくても状況を把握できるところがいいですね。
WWDC16Dock

さらにサイドボタン長押しするとSOS機能(緊急サービス)が働きます。これ独身にはありがたい機能ですね。もしもの時に一人だとサイドボタンの長押しなら、なんとかできそうです。ただ日本に対応していることを願います。
WWDC16SOS

Apple Watchでは文字入力はできませんでした、アプリによってはSiriで音声操作はできますが、外出先で腕に向かって話すのは恥ずかしいですよね。そこで手書き入力の機能が付きます。しかし日本語対応は遅れそうです。(残念)

スワイプでwatchフェース(文字盤画面)を切り替えられるようになります。これ結構ありがたくて、小さな画面なので文字盤の種類によって日付が見やすかったり、時間が見やすかったりするので、老眼の僕には簡単に切り替えられるのはありがたい機能です。
WWDC16文字盤切り替え

Apple Watchには座りっぱなしだと立つように通知がきて健康に役立っています。今度は深呼吸をするように通知がくるそうです。ますます健康でいられそうです。
WWDC16深呼吸

tvOS

Apple TVは期待しているのですが、Home Kitの強化がないようで残念です。気になるのがiPhoneでの操作が強化される程度です。全体的には残念なバージョンアップです。
WWDC16AppleTViPhone操作

macOS

OSが日本語に対応してからの名前は、最初が「漢字Talk」そして「Mac OS」、「Mac OS X」、「OS X」と歴史がありますが、また変わります。どうやら次期iOSのバージョンが10なので「iOS 10」となり、「OS X」が混同されかねないので、名前が「macOS」になるようです。この方が自然ですよね。
WWDC16OSX

バージョンは10.12で名前は「シエラ」です。これはアメリカ・カリフォルニア州のシエラネヴァダ山脈を指しているようです。

Apple WatchユーザーならMacに自動でログインできるのです。これ待ってましたよ! 現状似た機能のアプリもありますが、反応が遅く、タップする必要もあるので面倒でした。OSレベルでの対応は嬉しいですね。
WWDC16macOSAppleWatchログイン

これもサードパーティーに似たアプリがあるのですが、クリップボードをOSレベルで共有します。クリップボードアプリを使う手間が減って有り難いですね。もちろん文字だけではないですよ。画像やビデオまで完璧です。

iPhoneからMacのデスクトップや書類フォルダにアクセスできるようになります。いままでiCloud Driveを使うのが面倒だったので、AirDropでデータのやり取りをしていたのですが、そんな手間も不要になります。

最近のアプリでは複数のウィンドウをタブ化して表示する機能が流行ですが、開発者に取っては面倒な作業です。これをOSが受け持ってくれると開発も楽ですね。

MacにもSiriがやってきます。ぼくのMac miniにもマイクを準備しないと!
WWDC16macOSSiri

iOS

最後のOSはiOSです。バージョンは10になり、iPhone5以降で動作するようです。
ロック画面で3Dタッチをすると、いろいろなことができるようになります。その関係からか、iPhoneを傾けるとスリープが自動解除するようです。

写真アプリが顔認識や地図上に写真を配置する機能が付き、場所、人、時を解析して思い出をまとめてくれる機能が付きます。思ったようにまとめてくれるのかが鍵ですが、写真は埋もれて探し出すのが難しい媒体ですから期待しています。物の名前で検索できるようになると最高なんですけでね。
WWDC16iOS思い出

Home Kitを使ったホームアプリが提供されます。これ待ってました! iPhoneで家電を動かすのがこのアプリだけで良くなるのです。これでディバイスメーカーはソフト開発が省略できるので、Home Kitディバイスが一気に増えるといいですね。カメラやオートロックのAPIも提供されるので画期的なインターフォンとかできそうです。
WWDC16iOSHomeKit

メッセージアプリがLINEのように多機能になります。日本ではメッセージアプリをショートメール(SMS)だけにしか使っていないのが現状ではないでしょうか? 一気にLINEからの乗り換えを期待していますが、そのためにはAndroid版もだして欲しいですね。
WWDC16メッセージ

SiriのAPIを開発者に開放されるので、サードパーティーアプリでの音声操作が加速します。期待するのがGoogleマップの音声操作です。僕バイクなので手が離せないのですよね。「より早いルートが見つかりました」と言われても操作できません!

開発言語 Swift

最後は開発言語Swiftです。僕はSwiftは使ったことがないのですが、初心者には入りやすい言語だといわれています。プログラミング技術の習得は昔と比べると、現在の子供達は恵まれているのですが、さらに加速しそうです。iPad版でSwift Playgroundという無料のプログラミング教育アプリが公開されます。子供でもプログラミングの要領が学べるようにグラフィカルな画面でSwiftを優しく学ぶことができます。今の子供達が羨ましいです。僕は読めもしない英語とまず格闘していましたからね。
WWDC16SwiftPlayGround

まとめ

OSは4種類ですが、各OSの関係が深まり便利になりそうです。そしてサードパーティーがやっていた機能をOS自ら実装することでレスポンスがよくなります。秋のリリースが待ち遠しいですね。それまで開発者には頑張ってもらって、OSのリリースとタイムラグなく新機能をリリースして欲しいです。
プログラマは休む暇ないです。(ToT)

ではまたヾ(^^へ)

2016.06.15更新 Appleから公開された動画

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